日本歯周病学会の秋季学術大会に参加
投稿日:2019年11月14日
カテゴリ:院長ブログ
日本歯周病学会の秋季学術大会が北九州の小倉で行われました。
今回の学術大会は「寿命100年時代を見据えた歯周病治療」をメインテーマとしていました。
患者さんの歯を残すための国民運動として8020運動があります。8020運動とは、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
1993年の調査では、10%ほどだった達成率が2016年には50%を超えていた。このことから、この国民運動は成功を収めたように見えるが、口腔内の状況はまだトラブルを抱えたままでした。例えば、4mm以上の歯周ポケットは35歳以降増加傾向にあります。また、60歳代半ばからは虫歯が急増していました。
今回の学術大会では、今後の高齢化社会の中で考えなければならない様々なプログラムが準備されていました。高齢者に対する歯科治療の役割や歯周組織再生療法について。また、かかりつけ歯科医の重要性など。市民公開講座では、「寿命100年時代に向けた備え~歯周病治療のすすめ」が講演されました。
我々の仕事は、今後ますます重要になってきていると確信しました。これからも、患者さんの口腔内環境を守るお手伝いができるように努力していきたいと思います。
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