日本顎咬合学会の学術大会に参加しました
投稿日:2023年10月7日
カテゴリ:スタッフブログ
日本顎咬合学会の学術大会に参加させて頂きました。
ラミネートベニアについての講義を受講しました。デジタルでラミネートベニア作って行く上での問題点、プレパレーションデザインのポイントやデザインの種類にはどのようなものがあるのかについてでした。
・軸面の数を意識する
・治療された後の歯がどの応力がかかっているか考慮する
・レストレーションの内面の接着が広い面で行うようにする
・マテリアルシックネスを考慮する
こういったことがラミネートベニアを成功するために必要であることが分かり勉強になりました。
他にも、長期安定審美修復と題されたセミナーの中では、
・歯肉のリセッションが起きるのかはなぜか
・リセッションを減らす注意点は何があるか
・マージンを縁下に設定する理由は何か
・連結固定する理由は何か
マージン設定を縁下1〜2mmに置くのは、1分間に3万個の好中球が出ていて自浄作用がある接合上皮内に設定することに意味があり、リセッションを防ぐことで長期安定審美修復が可能になるのです。
嚙み合わせの講義では、
・片側の奥歯が欠損の人は何%片側咀嚼を起こすか
・クレンチングやグラインディングによる歯牙の移動のメカニズムはどうなっているか
・ブラキシズムを観察するポイントは何か
安定した咬合支持部に咬合力が集中することでトラブルが起こりうるので、咬合の広範囲な確保と咀嚼の分散が大事になる。咬頭嵌合位の変化が全て病的ではないことが重要と分かりました。
今回、様々なセミナーを受講したことにより明日からの診療の幅が広がりました。ありがとうございます。
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